3D新形状合成 - 株式会社アストライアーソフトウエア

3D新形状合成

弊社が世界に先駆けて開発した3D新形状合成の技術について、ご紹介します。

3D新形状合成とは

3D新形状合成とは、適切にトレーニングされた3次元AIモデルが、複数の形状から、抽出した特徴量ベクトルをブレンドし、新しい形状を自動的に生成する事をいい、弊社は世界に先駆け、3D新形状合成を行える3次元AIモデルを開発しました。

3D新形状合成の仕組み

たとえば既存の複数の車体について、それらのテイストをうまくブレンドし、新しい車体を生成できます。

新形状合成は、ディープラーニングの一種Variational Autoencoder(VAE)を使用したネットワークを構築し、新しい車体データを作成しています。VAEシステムのDecoder部分に特徴表現を添加するタイミングを複数設けて生成結果を味付けします。

まず2車体のボディメッシュからそれぞれ特徴量を取得します。新車体の生成時には合成する割合を変え、新しいテイストの車体を生成できます。

3D新形状合成のデモサイトのご紹介

3D新形状合成のデモサイトをご用意しています。

デモサイトにて、車体の新形状合成機能を体験できます。デモサイトには12台の車体モデルが用意され、ベースとスタイルをそれぞれ選び、新しい車体を合成できます。またベースとスタイルの合成割合を指定することができます。

たとえば、ベースにファミリーカー、スタイルにスポーツカーを選択して、スポーツテイストのファミリーカーのコンセプトデザインを検討します。

スタイルカーの合成比率を20%、40%、60%、80%のように変えながらユーザーに好まれるスタイルを探していきます。

または、スタイルカーをたとえばクラシックカーに変えて、どちらのテイストがユーザーに好まれるかを検討します。左がクラシックテイスト、右がスポーツテイストです。

これらの形状合成にかかる時間は数秒であり、デザイナーの思いつくがままにデザイン検討が可能です。AIが車体という3D形状を認識できたがゆえに、瞬時の形状合成が可能になりました。